シユロカヤツリグサの2,3の調査
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概要
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シユロカヤツリグサはマダガスカル原産のカヤツリクサ属多年生草本で,本邦においては従来,切花文は盆栽用として僅かに利用されていたが・最近畳表・敷物,帽子,其他の用途が広く開拓され,新繊維作物として注目されるに至った。本作物は繁殖,生育が極めて容易で湿地,鉱害地,塩害地等の不良地にも良く栽培され,その面積は福岡県において漸次増加の一途を辿っている。しかしその作物学的特性については殆んど調査されておらず,不明な点が多いので,手始として分〓の出現期を調べ,それを中心とし,草丈,開花,腋芽の調査を1954年5月8日より1955年4月20日迄,九州大学農学部内砂質土畑で行い,2〜3の結果を得たのでここに報告する。
- 日本作物学会の論文