1955年の水稲の生育型について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1955年の稲作は古今末曽有の記録的大豊作と言われているので,この記録的豊作の様相がどの様なものであったかを農業技術のあらゆる部門から検討した成績を残しておくことの必要性は論をまたないことであろう。かかる見地から二日市県立農試内で実施している水稲気象感応試験の資料から豊作といわれ水稲の生育型について発表して見よら。この試験は水稲の主要品種を同一圃場で毎年播種期5月25日,挿秧期7月1日とし,その他肥培管理など栽培條件を一定にして,毎年の水稲の諸形質を精査し,収量の早期予測を行うことを目的としている。福岡県における晩生種の代表的品種水稲農林18号について,播種より収穫までの生育型の特薇的な点を順をおって述べることとする。
- 日本作物学会の論文
- 1956-10-10