大豆調査における適正標本数の解明 : 第1報品種と株当たり本数について
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概要
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1.生育初期の主茎長・主茎節数・茎太の調査では、各形質とも品種・株当たり本数の相違による個体変動は小さいので,少数標本(7株)の単純任意抽出調査を行えば・68%水準・5%精度で母数推定は可能である。2.収量調査では,主茎関連の主茎長・主茎節数及び茎太の母数推定は生育初期の調査と同様の少数標本で充分である。併し・分枝または収量に直接関連する形質の調査にはより多数の標本が必要で,この場合,品種または株当たり本数の相違で標本数も変動し,その範囲は英数・粒数が15〜25株,一次分枝数・粒重はほぼ25〜35株であり,この推定値は母平均の±5%以内に68%の確率で入ることが期待できる。
- 日本作物学会の論文
- 1983-12-30
著者
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