タバコの穴植栽培法におけるポリフィルムの新・旧と生育についての考察
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概要
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わが国のタバコ栽培面積約81,O00haのうち,その90%内外はポリフィルムによる被覆栽培(トンネルまたは畦面被覆および両者を組合せた併用方式)が実施され.(昭和44年),生産性の安定に寄与しているのが現状である。被覆栽培体系における共通の問題点の一つとして,凍霜害または土壌水分の不足による初期の生育障害があげられる。穴植を行なえばその環境修正によって上記の障害がいちじるしく軽減される見通しを得た。さらに,被覆するポリフィルムの新・旧(前年使用したもの)によって,後者は日照がある昼間の温度のかさ増しが大で,土壌水分の減少が大きいこと等によって,高温障害をうけやすくなり,タバコの生育が劣ることを明らかにした。
- 1970-06-30