宮崎県における早期水稲刈り取り後のミズガヤツリの生態と防除について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
宮崎県下の早期水稲栽培地幣における稲刈後のミズガヤツリの生態と防除法を知る目的で行なった。現地の乾田および湿田を供試し,ミズガヤッリの生育を調べると共に薬剤散布を行ない次の結果が得られた。(1)地上部の生育は9月上旬より盛んとなり下旬には鍍高茎数を示し,草丈は60cm程度となる。出穂は9月下旬より始まり10月中旬に最高出穂茎数を示すが出稿茎に対する開花茎の比率は低かった。塊茎形成肥大は9月上・中旬に始まり,12月上旬には1m^2当り6,000個に近い数になる。早く形成を始めた塊茎は10月中旬には肥大(2)塊茎形成前,即ち9月上旬に2.4-D+A.TA(市販名カリアトール)およびさらにA.T.Aを加えて散布を行なった結果,何れの場合も地上部を枯死させると共に塊茎形成を阻止し,さらに翌春の発生抑制に対しても効果が認められた。
- 日本作物学会の論文
- 1968-06-20
著者
関連論文
- 宮崎県における早期水稲刈り取り後のミズガヤツリの生態と防除について
- 38.ダリスグラスおよびバヒアグラスの採種に関する研究 : 第2報採種適期を決定する2〜3の要因からみた春種の有利性について(育種・採種,第17回発表会講演要旨)
- 16.バヒアグラスの春播初年度における生育の2〜3の特性について(草類の生理・生態,第17回発表会講演要旨)
- 22.ダリスグラスおよびバヒアグラスの採種に関する研究 : 第3報離層について(育種・採種,第20回発表会講演要旨)
- 8.温度がダリスグラスおよびバヒアグラスの地上部初期生育に及ぼす2,3の影響(草類の生理・生態・栽培,第20回発表会講演要旨)