水田輪換作における加賀丸芋の生産安定技術(水田農業確立化における特産作物栽培の現状と問題点)
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概要
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ヤマノイモ属の栽培種は芋の形状によって3つの品種群に大別されている。長形のナガイモ群, 扁平形のイチョウイモ群, 塊形のツクネイモ群であり, 加賀丸芋はツクネイモ群のなかでも豊円な球形の芋で, 外皮が黒褐色の大和黒皮種である。加賀丸芋は土壌条件による生態差が大きく, とくに芋の大小及び形状は水分ストレスに敏感で, 湿潤な砂壌土地帯が適地とされている。従って, 水田に導入されやすいが, 線虫, 褐色腐敗病等の連作障害があるために過作はできず, 2〜4年は水稲作による輪換をしなければならない。
- 日本作物学会の論文
- 1989-02-28
著者
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