石川 8 号の腹白粒発生防止に関する研究 : 第 1 報 穂肥の施用時期と穂数制限の影響
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概要
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腹白粒の発生は品種固有の特性として認識されるが一方において腹白粒を発現する遺伝子の働きが弱く, 登熟環境の影響も多分にあるとされている。本報告では腹白粒が出易すい「石川8号」を用いその防止対策を検討した。その結果穂肥の施用時期として後期穂肥重点施用(出穂前15日+出穂後5日)が最も腹白粒が少なく, しかも腹白部分も小さく有効な施肥方法とみられた。また出穂期以降の穂数規制では規制本数が少ないと腹白粒は多くなり規制本数が多いと少なく, 明らかに乳白粒等の登熟障害粒とは異なる発生を示した。
- 日本作物学会の論文
- 1985-03-31