土壌微生物バイオマスの性質
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概要
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土壌微生物バイオマス(土壌中に棲息する全微生物体の総和)はいくつかの異なる方法で定量できる。そのいくつかを概説した。ロザムステッドの長期圃場試験の畑および草地の土壌中における微生物バイオマス炭素、窒素およびリンを定量した結果、いずれも1年以上にわたりほとんど変化しなかった。これは均一な土壌管理下にある温帯土壌中のバイオマスが大きくは変動しないことを示している。しかしながら微生物バイオマスの「現存量」を単純に測定しただけでは、この集団のダイナミックスな性質を明らかにすることはできない。最近、バイオマスの「代謝回転時間」を計測する手法が開発された。砂質土壌中のバイオマスの代謝回転時間(約0.8年)は、粘土質土壌中の値(約2.6年)よりはるかに速かった。このことによって、同一な管理下において砂質土壌のほうが粘土質土壌よりバイオマスも有機物も少ないことが説明できるであろう。
- 社団法人日本土壌肥料学会の論文
- 1991-02-05
著者
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Patra D.
Soils And Agronomy Department Afrc Institute Of Arable Crops Research:central Institute Of Medical A
-
Inubushi K.
(現)三重大学生物資源学部
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BROOKES C.
Soils and Agronomy Department, AFRC Institute of Arable Crops Research
-
WU J.
Soils and Agronomy Department, AFRC Institute of Arable Crops Research
-
Brookes C.
Soils And Agronomy Department Afrc Institute Of Arable Crops Research
-
Wu J
Soils And Agronomy Department Afrc Institute Of Arable Crops Research:changsha Institute Of Agricult
-
Brookes P.C.
Soils and Agronomy Department, AFRC Institute of Arable Crops Research