老朽化秋落水田における乾田直播の条間と苗立数が生育収量に及ぼす影響について (第 1 報)
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概要
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1 老朽化秋落水田における乾田直播栽培について, 条間及び苗立数が生育, 収量に及ぼす影響を検討した。2 生育量は条間の狭い区ほど, また苗立数の多い区ほど多く, 収量はm^2当り精籾数の多い区ほど多い傾向で, 精籾数2.6万粒以上の区は, 千粒重の低下にかかわらず増収し, m^2当り精籾数は, m^2当り穂数の多少と密接な関係がみられ, 穂数の多い区ほど一穂精籾数は少ないが, m^2当り精籾数は多かった。3 老朽化秋落水田で多収をあげるには, 茎数, 穂数をどの程度にすべきかについては, 更に検討しなければならないが, 本試験では穂数m^2当り450〜500本, 精籾数2.5万粒くらいが必要であり, このためには, 条間25cm前後, 苗立数200〜300本が必要であろう。
- 日本作物学会の論文
- 1968-03-25