播種深度とマルチがタイ東北部のポストモンスーン期における水稲後作ラッカセイの生育と収量に及ぼす影響
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概要
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タイ東北部のポストモンスーン期における水稲後作としてのラッカセイ栽培において, 播種深度とマルチが生育と収量に及ぼす影響を検討した.1998-1999年に, コンケン県バンファン地区の農家圃場で実験を行った.試験区には分割法を用い, 主試験区はマルチ区と無マルチ区, 副試験区は5, 10, 15cmの播種深度とした.葉面積指数, 乾物収量, 個体当たりの莢数, 百粒重および種子収量は, 播種深度15cmの区で最も大きくなった.これは深播きしたことによって, 深層での根長密度が高くなり, 深層部の根が多量の水分吸収を可能にしたことに起因した.マルチは, 浅播き(5cm)の場合にのみ, 生長と収量に効果がみられた.
- 日本作物学会の論文
- 2001-09-05
著者
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