植物生長調節物質による種子の処理がササゲ (Vigna sinensis Endl.) の発芽, 生長, および収量に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ササゲ (Vigna sinensis Endl.) の種子にインドール3酢酸またはインドール酪酸の前処理を施したところ, 乾物生産性, 種子収量, および発芽や花成の割合と時期などに対して有益な効果が見られた。ジベリン処理により発芽速度と主茎長が増加した。また, 蒸留水を用いて同様に処理してもその効果は見られなかった。マレイン酸ヒドラジドは乾物生産性, 収量, および発芽や花成の割合や時期などに対して阻害作用を示した。マレイン酸ヒドラジド処理と同時にインドール3酢酸やジベレリン処理を行っても, その阻害作用は消去されなかった。
- 日本作物学会の論文
- 1989-12-05