大豆早生品種の腐敗粒発生要因
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
現在、島根県における大豆の主要品種は中晩生種のタマホマレであるが、大規模集団化に伴い、麦類、野菜花卉類との輪作の必要性、豆腐加工適性に優れた大豆を求める実需者の要望から、タチナガハ、エンレイのような早中生、高蛋白品種が試作されるようになった。しかし、導入した当初から、これら早中生種に障害粒が多発する問題が発生した。中でも腐敗粒の発生要因は不明で、防止対策に決め手がない現状であったが、一要因として温暖地の主要害虫であるカメムシ類が大きく関与していることが明らかになったので概要を報告する。
- 1993-08-02