岡山県における良質米生産品種としての「改良朝日」について
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概要
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最近岡山県では良質米生産対策の一つに, 古くから極良質米品種として知られてきた「朝日」の再利用を企画し, 作付の拡大が図られている。一般に, 品種の変遷は, 品質, 安全多収の生産基盤に対する時代の要請にもとづくものであるが, 今日までの稲作にあっては, 栽培上の難点が主とされてきた。「朝日」は今日では, すでに, 長稈種に属し, 倒伏し易く, 多肥栽培には適合しないばかりでなく, 脱粒も多いことなどから, 消滅せざるを得なかったものである。一方「改良朝日」は岡山県農試において, 「朝日」の突然変異種として得られたもので, 「朝日」の栽培上の難点が改善されたものである。
- 日本作物学会の論文
- 1979-08-08
著者
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