韓国におけるベンズイミダゾール, ジカルボキシイミド及び N-フェニルカーバメート系の殺菌剤に対する感受性と抵抗性の灰色かび病菌の動態解析
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概要
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1994年から1996年にかけて韓国で罹病イチゴ, トマト, キュウリ等から2109菌株の灰色かび病菌を分離し, carbendazim, procymidone, diethofencarbをそれぞれ添加したPDA培地上での菌糸生長を調査する事で各菌株の薬剤に対する感受性(S)及び抵抗性(R)反応を調査した結果, 分離した全菌株の3系列の薬剤に対する薬剤反応は6グループ(SSR, SRR, RSS, RRS, RSR, RRR)に分けられた.各反応型の分離頻度はそれぞれ28.7, 1.1, 28.8, 39.4, 1.0, 0.9%であった.この中でbenzimidazole系及びN-phenylcarbamate系殺菌剤に対する両剤抵抗性であるRSRとRRR型は韓国では1995年に初めて分離された.3系列全てに対する感受性の菌株やprocymidoneだけに対する抵抗性の菌株は分離されなかった.
- 日本農薬学会の論文
- 2000-11-20
著者
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趙 匡衍
Division Of Screening Research Korea Research Institute Of Chemical Technology
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金 炳燮
Department of Horticulture, Kangnung National University
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朴 恩雨
Department of Agricultural Biology, Seoul National University
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金 炳燮
Department Of Horticulture Kangnung National University
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朴 恩雨
Department Of Agricultural Biology Seoul National University
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