農薬の安全性評価情報に関するデータベースの開発
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概要
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国際的な専門家グループによる農薬の安全性評価の成果は各種の国際機関(JMPR, IPCS, IARC, WHO)の出版物に報告されている.これらは農薬の安全性評価上貴重であるがその情報は国内では必ずしも広く利用されていない.前記国際機関による安全性評価の結果の要約と所在, 農薬の生産, 輸入, 輸出量データ, 国内の規制(登録, 使用規制, 残留基準, 毒劇指定, 魚毒性による分類)の情報を検索しうるデータベースを開発した.グループとしての農薬の情報を調べるために, 用途および構造による分類を検索のタグとして付与した.国際機関による安全性評価情報の例としてはFAO/WHO合同残留農薬委員会による一日許容摂取量評価の基礎となった無影響量データの概要も検索可能とした.ソフトウェアにはdBASEIII PLUSを用い, NECまたはIBMの機種で利用可能とした.農薬の安全性評価研究および管理の実際への応用が期待できる.
- 日本農薬学会の論文
- 1992-11-20
著者
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関沢 純
Division Of Information On Chemical Safety National Institute Of Hygienic Sciences
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芹沢 寛子
Division of Information on Chemical Safety, National Institute of Hygienic Sciences
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芹沢 寛子
Division Of Information On Chemical Safety National Institute Of Hygienic Sciences