^<13>C-標識 inabenfide の不安定代謝物の検出・同定における ^<13>C-NMR の利用
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概要
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Inabenfideの^<13>C-標識体を合成し, ^<13>C-NMRを用いて, ラット尿中の代謝物の検索を行なった.GC-MSで検出された代謝物は, 閉環構造のマススペクトルを示したことから, 閉環構造の代謝物も存在することが考えられた.しかし, ^<13>C-NMR測定では閉環構造を示すシグナルは観察されなかった.したがって, 尿中の代謝物はGC-MSの分析過程で閉環していることが示唆された.このように, 試料の非破壊的測定法である^<13>C-NMR法は, 不安定代謝物の検出に非常に有用である.
- 日本農薬学会の論文
- 1987-05-20
著者
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東平 靖雄
Central Research Laboratories Chugai Pharmaceutical Co. Ltd.
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沢田 幹夫
Central Research Laboratories Chugai Pharmaceutical Co. Ltd.
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木下 春喜
Central Research Laboratories, Chugai Pharmaceutical Co., Ltd.
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杉山 宏
Central Research Laboratories, Chugai Pharmaceutical Co., Ltd.
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木下 春喜
Central Research Laboratories Chugai Pharmaceutical Co. Ltd.
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杉山 宏
Central Research Laboratories Chugai Pharmaceutical Co. Ltd.