植物体内における MCPA の吸収, 代謝および薬害
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概要
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制御された環境条件下で, MPCAに抵抗性を示すトウモロコシ, やや感受性のハコベ, 感受性のソラマメに対し, MCPAの植物毒性を体内移行, 代謝と関係づけて検討した.ソラマメ, ハコベおよびトウモロコシにおける^<14>C-MCPAの移行量は, それぞれ処理総量の7.6, 5.9および2.5%であった.しかし処理葉における^<14>C-MCPAの残量はソラマメ, ハコベに比べてトウモロコシで多かった.葉部残量のうちクチクラワックス内には処理量の1%以下にすぎず, この数値は3植物間に有意な差は認められなかった.^<14>C-MCPA処理による^<14>CO_2の発生はトウモロコシ, ハコベに比べてソラマメにおいて明らかに多かった.MCPAの葉面処理により, ^<14>CO_2の固定およびその同化生成物の体内移行阻害はトウモロコシに比べてソラマメ, ハコベで明らかに大きかった.
- 日本農薬学会の論文
- 1984-11-20
著者
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Kirkwood Ralph
Department Of Biology University Of Strathclyde Glasgow
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Achhireddy Nagi
Department Of Biology University Of Strathclyde Glasgow:(present Address)agricultural Research And E
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FLETCHER William
Department of Biology, University of Strathclyde, Glasgow
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Fletcher William
Department Of Biology University Of Strathclyde Glasgow