本州各地より採集したイネドロオイムシの殺虫剤感受性
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概要
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propoxurの局所施用法によるイネドロオイムシのLD_<50>値は, 越冬成虫の雌で0.0029μg, 雄で0.0013μg, 新成虫では0.0027μg, 4齢幼虫では0.036μgであった.イネドロオイムシの薬剤感受性の現状を調査するために, 本州の10県17地点から越冬成虫を採集し, 局所施用法によりLD_<50>値を求めた.その結果propoxurは0.0012∿0.0046μg, carbarylは0.0076∿0.013μg, phenthoateは0.055∿0.20μg, phosmetは0.045∿0.19μgの範囲内で, とくに地域差は認められず, いずれの薬剤についても抵抗性は見いだされなかった.
- 日本農薬学会の論文
- 1979-05-20
著者
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