ジノテフラン誘導体の合成と構造活性相関 : テトラヒドロ-3-フリルメチル部の修飾
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概要
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新規ネオニコチノイド系殺虫剤ジノテフランの特徴的な置換基(±)-tetrahydro-3-furylmethyはアセチルコリンをリード骨格とすることで見出された.同置換基の構造活性相関として,無置換体が最も高い活性を示し,4,5位に置換基を有する化合物が中程度を有し,2,3位に置換基を有する化合物は大きく失活した.しかしコンフォメーション解析の結果,それら置換基がジノテフランの仮説活性コンフォメーションに与える影響は少なかった.またコンピューター解析の結果,ジノテフラン,メトキシプロピル体および他のネオニコチノイドはよく重なり合い,またジノテフランはメトキシプロピル体より,活性コンフォメーションを採り易いことが判明した.
- 日本農薬学会の論文
- 2004-11-20
著者
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脇田 健夫
三井化学株式会社機能化学品研究所
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安井 直子
三井化学株式会社機能化学品研究所
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脇田 健夫
Functional Chemicals Laboratory, Mitsui Chemicals, Inc.
-
木下 勝敏
Functional Chemicals Laboratory, Mitsui Chemicals, Inc.
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小高 建次
Functional Chemicals Laboratory, Mitsui Chemicals, Inc.
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安井 直子
Functional Chemicals Laboratory, Mitsui Chemicals, Inc.
-
直井 敦子
Functional Chemicals Laboratory, Mitsui Chemicals, Inc.
-
番場 伸一
Functional Chemicals Laboratory, Mitsui Chemicals, Inc.
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木下 勝敏
Functional Chemicals Laboratory Mitsui Chemicals Inc.
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小高 建次
Functional Chemicals Laboratory Mitsui Chemicals Inc.
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直井 敦子
Functional Chemicals Laboratory Mitsui Chemicals Inc.
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番場 伸一
Functional Chemicals Laboratory Mitsui Chemicals Inc.
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脇田 健夫
三井化学株式会社
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安井 直子
三井化学株式会社
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