感性型人間の図柄に対する感情評価 : 男女比較
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概要
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既報において, 女性高感度群, 男性高感度群それぞれの特徴的結果を得た。今回は男女高感度群による図柄に対する感情評価の相違点はどのような点であるかを究明したいと考え比較・検討したところ次のような結果を得た。1)明らかに因子構造に違いがみられた。2)女性は男性より花柄・水玉柄(曲線柄)をモダン, 縞・格子柄(直線柄)をセンスがあると評価していた。3)水玉柄・花柄のポジ・ネガに対する評価が逆で女性はネガを男性はポジをセンスがあると評価していた。4)女性は男性より4図柄ともエレガン卜でモダンでセンスがあると評価していた。5)女性は男性より直線・曲線柄間, ポジ・ネガ間の評価の差が大であった。6)女性は色で, 男性は形で評価する傾向が強かった。
- 日本色彩学会の論文
- 1998-02-01