環境問題と技術者教育
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概要
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環境問題を技術者教育と結びつけることの重要さについて論じた.環境問題を論ずる場合,まず,グローバルな問題と身近な問題とが結びつかねばならない.1992年に地球サミットが開催され,アジェンダ21が採択された.この枠組みの中で地球再生計画やその他の作業が行われてきた.昨年(1997年12月)京都で開かれた「気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP 3)」もその一環であった.このような環境の中で,日本における環境問題の変遷と産業活動を振り返り,今後の技術開発や技術者教育の方向を探ることを試みた.そして我々の環境に対する意識がどんなものであるかを簡単なモデルにより確認した.また日本の現状を物の流れや環境保全の価値あるいはリサイクルの現状から考察した.その中からリサイクル社会にはまだ遠い日本が浮かび上がった.そのような中で,今後の技術者あるいは技術者教育に携わる者のあり方について私論を述べた.
- 日本高専学会の論文
- 1998-10-20
著者
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