夜温処理に対する蚕豆の開花結実反応の品種間差異 : (第2報) 夜温の差が蚕豆品種の花芽分化並びに登熟に及ぼす影響
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概要
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1. 変温にたいする豆類品種の生態並びに生理特性に関する研究の1部として蚕豆における夜温の差が,開花期の異る品種の花芽分化並びに発育に及ぼす影響,又,開花期をほば同じくし,結実日数の異る品種の登熟に及ぼす影響の差異を調査した. 2. 夜温の高い場合は,花芽の分化並びに発育が促進されるが,その程度及び時期は,品種によって異るようである. 3. 登熟期に対しては,いずれの品種も,促進がみとめられ,黄葉期及び成熟期共に,同様な傾向を示し,結実日数の長い品種程,高夜温による短縮率が大である。 4. 莢の発育にも影響をもたらし,その感応時期は中晩生種において異っている.結莢率にも,夜温の差の影響がみとめられ,晩生種が,中生種より,結実日数の長い品種が,短い品種より,感応度が大である。
- 香川大学の論文
- 1956-12-31
著者
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