資金計算書分析に関する一考察
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概要
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資金計算書分析は、今日的用語でいえば「キャッシュフロー計算書分析」ということになる。しかし、筆者は、「キャッシュフロー計算書」という英語をそのまま訳したような財務表の名前をそのまま使用することに、いささか抵抗感をもっている。つまり、資金計算書という名称は損益計算書や貸借対照表等の他の財務諸表の名前と語感的に調和がとれていると強く感じている。また、伝統的な資金計算書には、キャッシュフロー計算書からはえられないような流動性(支払能力)に関する情報提供能力が感じられるのである。本稿では、はじめに、ギブソンの文献から、キャッシュフロー計算書の分析について考察し、続いてアーネットの文献から、資金計算書の分析について考えてみようとするものである。
- 尾道大学の論文
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