円とアジア太平洋地域
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概要
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アジア殊に東アジアにおいて、国際通貨としての円の使用は徐々に進んではいるが、米ドルと比較すれば、その役割には可成りのギャップがある。しかし、来る21世紀には、東アジアさらには太平洋島嶼国地域において、円の基軸通貨化する可能性は大きい。同地域と日本との間の経済・金融相互依存関係は、深化の一途を辿るであろう。円の国際化を進めるには、日本側において、金融・資本市場の整備・拡充や規制緩和を大いに進めて、円を信頼のできる且つ使いやすい通貨に持っていくことがキーとなる。
- 太平洋学会の論文