術後早期の高カロリー輸液が癌患者の非特異的細胞性免疫能におよぼす影響に関する研究
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概要
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胃癌患者51例 (うち25例に高カロリー輸液施行), 大腸癌患者20例 (うち11例に高カロリー輸液施行) を対照とし, PHA リンパ球若化率, リンパ球数, T 細胞数および百分率, PPD および PHA 皮内反応を指標として, 術後早期の高カロリー輸液が非特異的細胞性免疫能の術後変動におよぼす影響を検討した結果, 1) 担癌患者の非特異的細胞性免疫能の術後変動には多数の因子が関与するが栄養状態の良否が大きな比重を占める, 2) 胃癌患者では高カロリー輸液によって術後の非特異的細胞性免疫能の低下が拮抗されうるが, 3) 大腸癌患者では高カロリー輸液の効果があらわれにくい, などを明らかにしえた.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1980-08-01
著者
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