14. 食道m_3癌11例の検討 (第40回食道色素研究会 I 食道m_3/3m_1の微小, 広範浸潤のみきわめ : 間違って良いもの, 悪いもの)

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概要

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平成10年10月までに経験した食道表在癌は81例でm_3症例11例について検討した。肉眼型はIpl型1例, IIa型1例, IIc型9例で, 全て長径20mm以上であった。術前smと診断した3症例で症例(1)は境界明瞭な粗大顆粒状の赤い隆起で腫瘍の厚みを感じさせる0-Ipl型で開胸切除を施行したがn_0, ly(-), v(-)であった。症例(2)は0-IIa型多発癌でIm後壁に境界不明瞭で粗造な粘膜の中に白色調の低い隆起と, Ei後壁に境界が不明瞭で丈が低い表面顆粒状の白い隆起を認めた。切除標本は25×35mm, 20×25mmでn_3 (+), ly (+)であった。症例(3)は比較的境界明瞭な赤い陥凹の中に低い隆起を認める0-IIc型で切除標本は33×30mmでn_2 (+), ly (+)であった。
一般社団法人日本消化器外科学会の論文
1999-08-01

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