結腸一層吻合法における縫合手技に関する実験的研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
結腸吻合には,Albert-Lembert内翻二層縫合が一般的に用いられてきたが,最近の諸家の研究の結果,断端一層縫合あるいは層別二層縫合の有効性が言われるようになった.しかし一層縫合では,二層縫合と異なり,一針の縫合糸のゆるみや,一箇所の縫合糸間隔の広すぎがあっても,吻合後早期の内容の漏れが起こる危惧があり,縫合手技にはとくに注意が必要である.著者は,Gambee一層縫合における縫合手技について,縫合糸間隔,系の締め方が,吻合創治癒にいかなる影響を与えるか,また吻合部もれ圧試験の意義に関して,実験的研究を行ったので報告する.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1978-09-01
著者
関連論文
- 224. 腸吻合における電気メス使用の影響(第7回日本消化器外科学会大会)
- V-22. 結腸縫合不全対策としての縫合糸間隔と耐圧試験について(第9回日本消化器外科学会総会)
- 226. 教室における腸吻合の成績 : 2層縫合と Gam bee 1 層縫合の比較(第6回日本消化器外科学会大会(その2))
- 154. Oddi 氏筋閉鎖不全症に対する外科的療法 : 臨床例2を中心に(第7回日本消化器外科学会総会)
- 332. Gambee 法による結腸吻合の検討 : 縫合糸について(第8回日本消化器外科学会総会記録)
- B-129 小児水腎症における外傷性腎破裂の3例
- 結腸一層吻合法における縫合手技に関する実験的研究
- 興味ある腸管Endometriosisの一例