急性胃潰瘍の発生における生体アミンの意義 : とくに実験潰瘍と内因性セロトニンの関連について
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概要
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急性胃潰瘍の成因を生体アミン, とくに内因性セロトニンとの関連について検討した. ラットを用いて, 無処置群および内因性セロトニン枯渇剤パラクロールフェニルアラニン前処置群へ各種潰瘍形成操作 (セロトニン投与, レセルピン投与, 冷却拘束ストレス) を加えた時のびらん発生頻度, およびその粘膜病変, 蛍光組織学的検索を行った. その結果, 各種びらん形成実験に際して放出された内因性セロトニンは, 粘膜の静脈血管系に鬱血性変化を引き起こし, びらん形成の因子となることが明らかにされた.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
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