先天性総胆管嚢腫と併存した胆嚢欠損の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
先天性胆嚢欠損症はきわめてまれな疾患であり,手術時や剖検時に偶然発見される場合が多い.一方,先天性総胆管嚢腫は膵胆管合流異常を高率に合併し,嚢腫壁の悪性化や胆道系の発癌率が高いことでよく知られている.最近,われわれは胆嚢欠損症と総胆管嚢腫という,まれな疾患どうしが併存した1例を経験したため,若干の文献的考察を加え報告する.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1988-08-01
著者
-
伊藤 隆康
北九州市立若松病院 外科
-
吉田 良
北九州市立門司病院外科
-
滝口 哲
北九州市立門司病院外科
-
末吉 一仁
北九州市立門司病院外科
-
伊藤 隆康
北九州市立若松病院外科
-
滝口 哲
大阪回生病院外科
関連論文
- W-III-3 閉塞性黄疸とショック : 特に超微形態からみた肝病態とショック準備状態(第22回日本消化器外科学会総会)
- 450 開腹術後の持続硬膜外除痛法 : 当院406例の検討(第36回日本消化器外科学会総会)
- 22. 総胆管切開後の経胆嚢管ドレナージ法とTチューブ法との6年半の臨床的検討(第35回日本消化器外科学会総会)
- 膵のsolid and cystic tumorの1例
- 先天性総胆管嚢腫と併存した胆嚢欠損の1例
- 66. 先天性胆管拡張症に合併した胆嚢癌症例についての検討 : 特に国内報告集計からみた本症の特徴について(第11回日本胆道外科研究会)
- 70 直接胆石溶解剤 Capmul 8210 による総胆管遺残結石症の治験例(第13回日本消化器外科学会総会)
- 227 胆嚢隆起性病変の臨床病理と手術適応(第29回日本消化器外科学会総会)
- 直腸癌術後に発生した腹腔内デスモイド腫瘍の1例
- 回盲部腸重積で発症した小児 Burkitt 型リンパ腫の1例
- Alpha-fetoprotein 産生早期胃癌の1例
- 巨大な後腹膜神経線維腫を合併した小児 von Recklinghausen 病の1例
- 脾原発悪性リンパ腫の1例