胃切除後骨障害の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
胃切除後の骨代謝について, 臨床症状ならびに諸検査成績から検討した. その結果, アンケート調査から, 術後2年以内に 10% 以上のう歯の増加や骨関節痛がみられ, 比較的短期間に骨障害を示唆するデータが得られた. 骨塩量は経年的に低下したが, その他の生化学的検査値には有意な変動はみられなかった. しかし, 骨塩量と 25-OH・D_3, パラソルモン (PTH), カルチトニン (CT), アルカリフォスファターゼ (ALP), 血清カルシウムトノ間には相関がみられ, 特に 25-OH・D_3, CT, ALP, CT/PTH 比は p<0.01, PTH は p<0.05 で有意な相関がみられた. なお, ALP と PTH は骨塩量に対し逆の相関であった.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1987-10-01
著者
関連論文
- 89 内科的治療及び切除胃より見た胃潰瘍の手術適応(第25回日本消化器外科学会総会)
- S2-指定発言4 胃切除後症候群(第27回日本消化器外科学会総会)
- 40 骨塩定量による胃切除後骨障害の検討(第25回日本消化器外科学会総会)
- 8.当院における小児内視鏡検査法について(第6回小児内検鏡研究会)
- D-61 骨塩定量による胃切除後骨障害の検討 (第一報)(第21回日本消化器外科学会総会)
- 21 胃切除後の社会復帰と術後経過(第13回日本消化器外科学会総会)
- 45 ダンピング症候群における心電図変化と諸因子の関連について(第22回日本消化器外科学会総会)
- 胃切除後骨障害の検討
- 72 骨塩定量による胃切除後骨障害の検討 (第二報)(第23回日本消化器外科学会総会)
- 若年者早期胃癌の2例