ミリ波導波管の銀クラッドホビング加工
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概要
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ミリ波導波管の電気損失を低減するには、表面を銀で覆い、粗さR_<max>O.1μm以下、寸法精度10μm以下に仕上げなければならない。このような導波管を経済的に生産するために、銀クラッドホビング加工法を開発した。銅プランクの上面に銀板を重ねてΩ、U字状のホブを押込むときの塑性変形挙動を調べ、高精度成形に適したホブ形状や被加工材の加工硬化特性などを明らかにした。この結果、段付きホブを使用して加工みぞ周辺の上面を肩部で押し下げるとともに、曲がり中央部先端付近に補助ホブを押込んでみぞ形状を修正する方法を確立した。この加工法の開発によって、従来品に比較して表面粗さが1/10、また電気損失が2/3の曲がり導波管の生産が可能になった。
- 1980-08-05