The Reconstruction of the Paleoenvironmental History of the Northern Adriatic Region Using of the Granulometric Properties of Loess Deposits on Susak Island, Croatia(<Featured Article>Loess and Eolian Dust)
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概要
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北アドリア海に浮かぶスサク島には厚さ31m以上の第四紀堆積物が堆積する.この堆積物の粒度組成,分級度,歪度,尖度,中央値をはじめ,とくに粉末度(FG)と風化度(Kd)を手がかりに,古環境復元を行なった.石灰岩上に堆積する厚さ31mの第四紀堆積物は,3枚の火山灰,10枚のレス層,2枚のレス質堆積物,10枚の古土壌層,それに河床砂,海浜砂からなっている.レス層のうちFGが55.57-59.47のものはハンガリーのカルパチア平原に分布する新レスに対比される.北アドリア海沿岸に分布するレスは第四紀堆積物の鍵層として重要であり,第四紀の古環境復元に有効である.
- 2002-12-25