海外在留邦人のストレスマネージメント : クウェート日本人会診療室勤務の経験から
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概要
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目本国内企業から海外に派遣される邦人の約40%は発展途上国に在留している. 今回クウェート日本人会診療室において, クウェート在留邦人の健康管理を目的とした, プライマリーケアに従事した経験を, 産業医の立場から見直してみた. その結果, 過酷な自然環境が直接身体に及ぼす影響以上に, 精神・身体に加わるストレスの結果としての疾病発症が頻度も高く, かつ重症であることが明らかになった. 今後わが国の経済の国際化はますます進むことが予測され, 海外出張者に対するメンタルへルスケアはさらに重要性を増すことであろう. 今回の経験から, 海外赴任前の十分な情報提供とともに, 現地での医療不安の解消のために周辺諸国を結ぶ医療情報ネットワークの必要性を感じた.(1991年8月5日 受付,1991年9月13日受理)
- 産業医科大学学会の論文
- 1991-12-01
著者
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