オーストラリアにおける臓器移植患者の生命の質と患者からみた倫理問題(第 5 回学術大会発表原著)
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概要
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本研究は、移植後1年以上経過した患者に対して行なわれた調査で、移植患者の生命の質を検証し、移植に関する倫理問題についての彼らの考えを確かめることを目的とした。調査結果から、90%以上の移植患者は手術前に期待した健康状態を得ていた。50〜75%の患者は移植後、職場に復帰していた。70〜80%のレシピエントは提供者家族が望むなら会ってもよいと考えていた。提供者の数を上げるために、60〜70%の移植者は、オプト・アウト体制を取ることを示唆した。また、どんな形にせよ、提供者家族は金銭を受け取るべきでないという意見が圧倒的に多かった。60〜80%の患者は、動物の臓器を移植用として使用することは道徳的に正しいと考えていた。
- 日本生命倫理学会の論文
- 1994-10-20
著者
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