死に関する意識調査 : 医療従事者と一般成人の比較(6. 遺体をめぐる感情と生命倫理)
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概要
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医療従事者(医師、看護婦)46名と一般成人(会社員、公務員等)52名に対し質問紙調査を施行し、両者の死および生命倫理に関する態度と意識の比較研究を行なった。比較した項目は以下の通りである。1.死に対する意識と体験(身近に死を感じたことによる死生観の変化、死に関する「不思議な体験」の有無、身近な人の死への態度)2.死へのイメージ(イメージする色、連想する言葉)3.生命倫理に関する事柄(がん告知、脳死、臓器移植、献体、死にゆく人と家族へのケア、デス・エデュケーションの必要性)以上の比較研究から、両者の死および生命倫理に関する態度と意識の違いを考察して、現況の「死をめぐる諸問題」について論じた。
- 1993-07-20