地域総合計画の立場から北海道の農業・農村と北海道総合開発計画(農村計画学会2000年度秋期シンポジウム)
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概要
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ここでは, 地域としての総合的な計画であるとともに, その地域が極めて広域であること, 少なくとも一般的な地域計画が複数個内包されるような広さを考えている。北海道全体またはそれを数分割した程度の広さをイメージしている。昨今, 「共生」「共存」という語が多用されているが, 異種間の調和・交響, それ以前に類似種間の強調が必要なのは当然で, それらユニットとしての地域であるとともに, その地域の集合体としての大地域の形成が求められている。それは, しばしば国の分割ユニットをもって代用されがちであるが, その一面を兼ね備えつつ, 小さい地域の状況を活かせるようなユニットであることが必要である。いま, 歴史的, 地理的状況などから考えて, 北海道はそれらの試論的思考に適した素材を提供できると思われる。北海道の農地・農村, さらには自然生態系などと関係して, 国としての基本である全総, 北海道総合開発計画を位置づけ評価されたい。とくに農村地域の地域整備方策としての広域的複合プランのあり方, 地方自治体の役割をいかに考えるかが課題である。さらに, 農業農村整備直轄事業の農村地域における効用および評価を期待したい。
- 農村計画学会の論文
- 2001-03-30
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