誤差項に多変量t分布と混淆多変量正規分布を仮定した経時測定データの解析
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概要
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外れ値の混在が予想される場合の経時測定データの頑健な解析法を与える.多くの場合,誤差項は正規分布に従うと仮定されるが,誤差項に対して正規分布より裾の重い分布を用いることで外れ値の影響は軽減される.本論文では誤差項に多変量t分布と混淆多変量正規分布を仮定した経時測定データの新しい解析法を提唱する.解析の手順は,考慮されるモデルについてEMアルゴリズムを適用し未知母数の推定を行い,AIC基準により最適なモデルを探すものである.実際のデータへの適用例によりこの手順の有用性を示す.
- 日本計算機統計学会の論文
- 1990-07-11