不完全データの多重代入法ソフトNORMの紹介
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概要
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NORMというのは不完全多変量データを多重代入するためのWindows95/98/NT用のソフトである.NORMは欠測値代入のために用いられたモデルが多変量正規分布であると仮定(Multiple imputation of incomplete multivariate data under a normal model)したことから名前が付けられている.NORMにおける主要な機能としては,1)平均,分散,共分散(あるいは相関)の十分統計量を求めるためのEMアルゴリズム,2)欠測値の多重代入を生成するためのdata augmentation過程,3)正規分布ではない変数のための変数変換の事前と事後代入過程,4)data augmentationの収束を検定,確認するためのプロット,5)不確実な欠測資料を併合して全体(overall)推定値と標準誤差を生成するために点推定値に対するRubin(1987)の規則を用いた多重代入データ分析の結果の結合およびマルチパラメータ推論,などがある.
- 日本計算機統計学会の論文
- 2002-09-30
著者
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文 勝浩
韓国釜山外国語大学データ経営学科
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申 在景
昌原大学自然科学大学統計学科
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文 勝浩
釜山外国語大学データ経営学科
-
金 鉉廷
新羅大学教養学部教養電算講座
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金 鉉延
新羅大学教養学部教養電算講座
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文 勝浩
釜山外国語大学統計学科
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