多角的チームアプローチによる発達障害児の治療(<特集>応用行動分析学の最前線)
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概要
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精神に障害を持つ人々の治療方法の中でも、複数の分野の専門家がチームを組んで治療にあたる試み-多角的チームアプローチ-は比較的新しい方法論である。従来、精神保健の治療機関は、それぞれが専門的に細分化された領域のみを治療対象とすることが多く、たとえば身体的な治療は全く行わないクリニックさえ少なくなかった。しかしながら、このようなサービスの専門化は果たしてクライアントにとって最善なことであろうか?単一の専門分野からのみサービスを提供することで、クライアントの治療にとって最適な機会が与えられるだろうか?本論文では、複数分野の専門家チームが実際の臨床場面でどのようにアセスメントを行い、治療サービスを提供しているか、実例を用いて報告する。
- 1994-12-25