六条大麦から得られた新変異体の形態学的研究
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概要
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1)変異体は発育過程の三つの段階で伸長様式に正常個体に見られない特性をもつ。即ち第V葉又は第V節間より下の葉および節間伸長は促進され, それより上の葉および節間の伸長は抑制される。更に穂の伸長は再び促進される。2)発育の初期葉緑素は少く, 苗は淡緑色であるが, 変異体の第二伸長期に入る頃から漸次増大しやがて正常個体との区別は出来がたい程になる。3)この変異体は完全な雄性不稔であるが正常花粉により良好な種子を得ることが出来る。
- 神戸大学の論文
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