Micrococcus luteusのグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼの性質について
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概要
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Micrococcus luteus(IFO 3333)のグルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ(EC 2.6.1.2)の性質を検討し, 次のような結果をえた。酵素活性は, 培地中のグルコース, 硫安, グルタミ酸, ペプトンの量によって影響をうけた。反応の至適pHは, 7.5付近であった。酵素は, pH7.5から9.5の範囲で安定であった。熱には不安定で, 50℃, 10分間の加熱で, 殆んど完全に失活した。酵素活性は, K^+, グリシン, L-システィン, L-ヒスチヂン, サルコシン, アスコルビン酸, ピリドキサル燐酸などにより活性化され, Zn^<2+>, Hg^<2+>, Ag^+, Ba^<2+>, L-イソロイシン, L-バリン, L-メチオニン, L-グルタミン酸, L-アスラギン酸, β-アラニンにより阻害された。酵素活性はまた, 10^<-4>Mのp-CMB, およびフェリシアン化カリで阻害された。
- 1984-12-25