膜タンパク質を見て, 引っ張る : 膜骨格による動的な制御機構を探る
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概要
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生細胞における細胞膜中の膜タンパク質の連動を一分子のレベルで観察し, さらに光ピンセットを用いてそのタンパク質分子を動かした. 生細胞中で分子に触ったり引っ張ったりすることによってはじめてわかってくることが数多くある. これを我々の行った赤血球膜での膜タンパク質と膜骨格の相互作用の研究を例にとって解説したい.
- 日本生物物理学会の論文
- 1997-11-25
著者
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楠見 明弘
名大院理・生命理学:科技団・erato
-
楠見 明弘
名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻超分子システム研究グループ
-
富重 道雄
名大院理・生命理学:(現)ucsf
-
富重 道雄
名古屋大学大学院理学研究科生命理学専攻
-
楠見 明弘
名古屋大学大学院 理学研究所
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