電通本社ビルの照明(日本照明賞)
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概要
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2002年11月1日,旧汐留貨物駅跡地の一角に「笑顔量産夢工場」として,電通本社ビルが竣工した.「地球環境との共生」をコンセプトにした,エレガントでインテリジェントな超高層建築物は,計画から建築まで6年の歳月をかけ,環境・快適・安全の3つの観点から,最新の建築・設備技術を導入し建設された.設計理念として地球環境共生・長寿命・省エネをかかげ,建築イメージを「CRYSTAL and ROCK」とし,全面ガラスに覆われた透明性の高い執務空間が計画された.照明への利用として省エネという観点で導入される自然光は,必ずしも居住者に対し最適で快適な光環境を提供されるものではなく,不用意な設計ではグレアといった視環境上のトラブル以外にも,熱環境にも致命的な影響を及ぼす.本プロジェクトにおける照明計画は,執務空間やファサードデザインと呼応しながら,昼光を最大限にかつ効果的に執務空間に取り入れ,最大の省エネルギーを得るための「ベース&ファンクション照明」という新しい照明手法を開発し,これを実現・実証した.
- 2003-10-01
著者
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