様式概念としてのシュトゥルム・ウント・ドラング
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概要
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本稿は、前号掲載の「シュトラスブルク・ドイツ協会設立の周辺」で明らかにした十八世紀のアルザス・ロレーヌ地域におけるドイツ語文学、とりわけヤーコプ・レンツを中心として展開する文学とドイツ語政策の批判性を出発点として、シュトゥルム・ウント・ドラングをより幅広い様式概念として理解する可能性を提示する。ここでは特にスイスの疾風怒濤の文学活動と絵画との関連及びそのイギリス文学への影響関係を考察して、幅広い議論を喚起したい。