皮膚光沢遅蚕の性状と遺伝
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概要
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新たにみいだされた皮膚光沢遅蚕は, 2眠期および3眠期で皮膚が光沢を示すとともに, 虫体が紡錘形を呈し, 全齢で約4日間分雑した正常蚕より発育が遅い。その発現は優性の遺伝子に支配され, ホモ型は胚子反転期あるいはその直後に致死する。連関検索の結果, 狭胸(nb)遺伝子と連関し, 第19連関群に所在することが判明したが, さらに皮膚光沢性(Gl)遺伝子と対立関係にあり, この遺伝子記号をGl^Rと命名した。
- 日本応用動物昆虫学会の論文
- 1979-05-25
著者
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