家庭・学校・地域の機能不全を『治す』 : 教育コミュニティ心理学の視点から(思春期・青年期における心身医学と教育の関わり)
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概要
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第2次世界戦争後の半世紀余り, 日本では核家族化が進み, それが地域コミュニティの解体とあいまって各種の心理社会的問題の下部構造を成していると思われる.中でも, 近年における思春期・青年期の心理社会的問題の爆発的な出現は, 単に個々のクライアントへの個別的な心理臨床的なアプローチでは到底抜本的な解決が望めないほどの重要課題であり, さらなる組織的な取り組みが待たれるところである.ここでは, 「教育コミュニティ心理学」的な視点から, 家庭や地域, 学校などの機能不全を「治し」, かつ相互の連携を再構築するための革新的な方途を探りたいと思う.
- 日本心身医学会の論文
- 2002-01-01