心療内科からみた薬物療法の歴史と発展
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概要
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心身症に対する薬物療法は, 向精神薬のうちでも抗不安薬と抗うつ薬が日常よく使用されている.今回は, 心療内科からみた薬物療法の歴史とその発展について触れてみた.まず抗不安薬については, 自律神経失調症に対する臨床評価につき, われわれの成績をもとに記述した.最近に至り, 抗うつ薬に関しては選択的セロトニン再吸収阻害薬が脚光を浴び, われわれの心療内科領域でもその検討が行われており, 臨床評価に期待がもたれている.抗不安薬についても, 最近新しくセロトニン_1A作動薬が登場し注目されており, 新しい抗うつ薬である選択的セロトニン再吸収阻害薬と並んで, その発展がますます期待されるところである.
- 1998-01-01
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