心療内科受診患者の症状改善に関与する要因の検討 : 患者のアンケート調査から

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概要

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当院の心療内科受診患者において,どのような要因が症状の改善に関与しているのかを,患者336名に対するアンケート調査により調べた.また,これらの治療要因は,経験年数の異なる治療者によって,どのような違いがあるのかこついても検討した.その結果,験年数にかかわらず患者の症状改善にもっとも関与していた要因は「信頼感や安心感」であり,次に重要だったのは「具体的な話や説明」であった.また「薬」の要因に関しては治療者により大きな違いがあった.さらに治療外要因においても,症状の改善に少なからず影響を及ぼしていることが示唆された.
日本心身医学会の論文
2003-06-01

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