顎口腔機能解析システムによる補綴治療の評価
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概要
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コンピュータの発達で下顎運動経路の測定分析, 咀嚼筋筋電図の記録分析法は, 著しく精度が向上した.そこで著者は, 開業医でも使用可能な, 咬合力, 咀嚼筋筋電図, 下顎運動経路の測定分析が可能な顎口腔機能システムを開発した.本システムを使用して, 当医院に来院した男女2名の旧義歯と新義歯の機能を客観的に評価した.また食品別咀嚼能に関する問診を行い, 新・旧義歯を咬度(摂食難易度)により比較し以下の結論を得た.1.本システムにより, 新・旧義歯の機能を客観的に評価できた.2.2症例共, 新義歯の咬度(摂食難易度)が2ランク上昇した.3.新義歯で咬合力の上昇がみられた.
- 1996-06-30