生体機能維持力と生物フォトン観測
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概要
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筆者らは、生体の生命力や食品の新鮮さを探る目的で生体の液相部に注目した。植物に傷をつけると、傷口ではなく樹液が光り、樹液が発する生物フォトン数には生体の状態に応じた差があることを見い出した。生体機能維持力の差が生体内の液相発光に現れていると思われる。動物の場合には体液に相当する。人体では、異常部、特に怪我や皮膚疾患など体表面が患部になるものの発光が顕著であった。また、お灸を用いた熱刺激が、人体からの発光を促進することを始めて見い出した。熱刺激後の発光が特に強いことから、フォトン数の差異による人体変化の抽出を試みた。施灸後の生物フォトン観測とサーモグラフィーを用いた体温測定とを併用し、岡田式療病術における施術前後の経時変化を観測した。施術時のフォトン数減少に対し、体温は上昇し、互いに逆相変化を示した。この結果は、単純なエネルギー変化以外の効果が現れていることを示している。
- 国際生命情報科学会の論文
- 2000-09-01
著者
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上野 正博
(財)エム・オー・エー健康科学センター
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柳川 勉
(財)エム・オー・エー健康科学センター生命科学研究所
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新田 和男
(財)エムオーエー健康科学センター研究部門研究一課
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新田 和男
(財)エム・オー・エー健康科学センター生命科学研究所
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坂口 弘征
(財)エム・オー・エー健康科学センター生命科学研究所
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